みんな幸せになる「Win-Win」と「三方良し」の考え方と実践方法

みんな幸せになる「Win-Win」と「三方良し」の考え方と実践方法 人間関係

自分が何かしたら「それをやって何の意味があるの?」「自分にとっての利益ってなに?」とついつい自分のメリットをまず考えてしまいますよね。

「自分を優先させる」「自分のことを大事に考える」ことは普通のことです。

shigeko
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行動した分だけ元を取りたい気持ちはあるかも〜

でも、ここに「関わる相手も大切にする」「相手も自分が優先された」と考えられたらお互いにハッピーになると思いませんか。

そんな自分も相手も「よかった」と思う考え方を「Win-Win」「三方良し」と言います。

お互いの利益を考えられれば幸せになれるこの「Win-Win」と「三方良し」ですが、自然にできている人もいれば、意識しないと身につかないこともあります。

でも、当たり前にできるようになると、

・自分も幸せ
・相手も幸せ
・関わる人も幸せ
・良い人間関係が作れる

などいいことだらけです。

そこで今回は「Win-Win」「三方良し」という言葉も考え方もよく知らなかった私が、日常生活で実感したみんな幸せになる考え方を身につけると方法と実践の仕方を紹介します。

知っていると知らないとでは人生大きく変わりますよ!



「Win-Win」と「三方良し」とは何か?

まず、「Win-Win」と「三方良し」という言葉の意味を見ていきましょう

「Win-Win」

「Win-Win」とは「Win:勝つ」とう言葉の通り「自分も勝つ・相手も勝つ」というお互いにとって良いとされることで、双方にとってメリットがあるという意味で使われます。

「7つの習慣」という世界で3000万部以上を売り上げたアメリカのビジネス書にはこの考えが分かりやすく説明されています。それは

・Win-Win:自分も勝つ、相手も勝つ
・Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける
・Lose-Win:自分が負けて、相手が勝つ
・Lose-Lose:自分も負ける、相手も負ける
・Win:自分が勝つ
・ NoDeal:取引しないことに合意する

というように相手とどんな関係になるかということです。

関わる自分も相手もお互いにメリットを得られる(勝つ)

「三方良し」

次に、「三方よし」とは日本で生まれた言葉で、近江商人の考え方から生まれた言葉です。

「三方よし:売り手によし、買い手によし、世間によし」と商売において買い手・売り手だけでなく、関わった人(世の中・社会)にとっても良い、という意味になります。

shigeko
shigeko

近江商人の経営理念とも言えますね

自分と相手だけでなく、関わる人にとってもメリット(良し)があること

「Win-Win」と「三方良し」の考え方を身につけよう

ここでは「Win-Win」と「三方よし」を見ていきましょう。

間違った考え方〜実例アリ〜

「Win-Win」と「三方良し」がどんな状態か例を挙げるとキリがありません。

でも、「これは「Win-Win」でも「三方良し」ではないよね・・・」という当てはまらない状態を理解することで、自分の行動や考えを深める機会になるので私の体験を例に紹介させていただきますね。

ある日、パソコンが壊れてしまい、どこで直そうか悩んでいたところ、PC機器に詳しい知り合いが「詳しいから直してあげるよ。部品は買ってもらうけど、良いよタダで対応してあげる。自分の技術で喜んでもらえるの嬉しいし」と言ってくれたので、甘えることにしました。

使い続けたいPCだったので本当に助かりました。でも、タダなのも申し訳ないのでお礼の手土産も一応用意しました。ところが対応してもらっていると

「これ、もしお店で対応したら10,000円以上かかるよ」
「古い型だし、お店に持っていってもらっても断られるかもね」
「結構ややこしいよ、この作業」
「できるのは私くらいだよ〜」

みたいなことを作業中ずっと言われて、正直

shigeko
shigeko

だったら友人に頼まず、お店に持っていってお願いすればよかった

と心の中で後悔をし続けました。

結局、相手に手土産以外にお金とお昼代を支払うことで満足してもらいましたが、金銭面だけでなく精神面でずごく疲れてしまった状態です。

ここでこの状態が「Lose-Lose」なことにお気づきでしょうか。

【私がLoseにしてしまった原因】
・相手の好意をそのまま受け取った(自分のラッキーを優先した)
・相手が本当に欲しいものWinに気づいていなかった
・感謝が相手に思ったように伝わっていなかった
【相手がLoseにしてしまった原因】
・「タダ」ではないものを求めていた
・相手からの「感謝」に気付いていない
・自分も相手もLose-Loseになる提案をしていた
【間違った考え方】
・自分の利益ばかり考えてしまう人
・相手から自分が満足するまで「感謝」を求める
・自分がしたことを誇張する
・誰かが我慢するものではない

ただ話し合ってお互いの「譲歩」はあり得るので、私のように「自分がラッキー」という状態で相手の本心に気がつかない交渉をしないように気をつけてくださいね。

身につけ方

では、相手と関わる人と「Win-Win」と「三方良し」になるにはどうしたら良いのでしょうか。

大切なのは

・自分のwinを求めて相手に伝える勇気
・相手のwinを考えて与える思いやり

です。そのためには

・相手をまず理解するようにする
・どうしたら良いか解決すべき課題を明確にする
・お互いを尊重し合う
・関わる人が「happy」になれる方法を考える
・みんながhappyのために自分を犠牲にはしない

ようにしましょう。

私の実例

私の友人Aがある時、「これから仕事が減りそうで収入がちょっと安定しなくなるかも・・・」と話してくれました。仕事は、パーソナルスタイリストをしています。

こんな時あなたならどうしますか?

私は最初、「何か食べるものでも送ろうか?」「私がお客さんになるか・・・」など自分ができることを考えましたが、食べ物を送ってもその場しのぎにしかならないし、私はその時服も欲しくなかったので、提案はお互いが幸せになれるものではありませんでした。

そこにたまたま他の友人 Bが「服が欲しいんだけど、自分では選べなくてパーソナルスタイリストの人探しているんだ。でも、信用できる人がなかなかいなくて・・・」と相談されたので、友人Aと友人Bを引き合わせることにしてみたのです。

友人Aが友人Bのパーソナルスタイリストとしてお仕事をすることで、みんなが幸せになれました。

・服関係の仕事が欲しい友人A
・スタイリングして欲しい友人B
・2人を好きな私

誰にとっても良いことしかありません。友人Bはその後も定期的に友人Aにスタイリングをお願いしているようです。

今回はたまたま友人から声がかかりましたが、私が他にできることは

・友人の悩みを理解して、今できることと長期的に対応できることを考える
・スタイリングして欲しい人がいないか声をかけてみる
・誰か悩んでいたら提案だけでもしてみる

など他にも方法は考えられます。自分が「やてあげている」感情がない程度で(自分の喜びとして)何ができるかを考えてみるところからがスタートですね。

shigeko
shigeko

私にとってとても大事な友人だったので、悩みから解放されて欲しいな〜と思い、それが解決することが私にとってのWin(良し)でもありました

「Win-Win」と「三方良し」を実践すると

日常的に「この問題をみんなにとって良い方向で解決できないかな?」という考えることを意識するようになりました。

Winを最初は「手に入れるもの」「お金」「感謝」を求めていることもありましたが、たくさんの人と関わっていく中で、大切な人が「よかった〜」など自分が少し意識を変えるだけで喜んでくれる姿に幸せを感じるようになってきたのが大きな発見です。

shigeko
shigeko

自分の Win(良し)は必ずしも「対価」やすぐに分かる「見返り」だけではないことを実感しています

そしてそれを実践していると、友人との関係もどんどん良くなっていきました。

・人に想像以上に感謝される
・ストレスのない交友関係が広がる
・周りに素敵な人しかいなくなる

といった感じです。自分がしたことは時差で返ってくることも学べました!

ここでのポイントは、

・自分が必要以上に我慢しないこと
・相手から何も返ってこなくても気にしないくらいのことしかしない
・お互いの「良し」をきちんと理解する
・「Win」を築く相手は選んでもOK

ということです。少しゲーム感覚で「相手にとって、周りにとって良いことって何かな?」と考えるようにすると自分もワクワクしますよ!

最後に・・・

「Win-Win」と「三方良し」について私の経験を話させていただきましたが、人はやっぱり自分の「取り分」「利益」をどうしても考えてしまうし、それは自然なことだと思います。

でも、自分から先に利益を求めてしまうと、相手も同じように「自分の利益」を求めてしまい、ギスギスした人間関係になってしまい、どこか「戦い」のような状態になってきます。

そんな時、「どうしたらお互い良くなるかな?」と相手と一緒に考えてみると良いですよ。1人で考えても1人分の考えしか出てきません

ただ、決断するときは「自分」で納得して決めてくださいね。そうすることで自分も相手も周りも幸せな状態になることができます。

最後まで読んでくださったあなたと周りの人がみんな幸せになれますように^^

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