【趣味を見つける】2022年2つ目:アート7週間目〜スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち〜

【趣味を見つける】2022年2つ目:アート7週間目〜スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち〜 その他

今年は自分の人生を楽しめるように「趣味を見つけたい」と、人生を豊かにしてくれそうなことにチャレンジしていくことにしました。

そこで、色んな「面白そう」「楽しそう」なことを1〜2ヶ月本気で学んで、好きになれるのか!?を試していくことにしました。

今月新しく加えたのは「芸術を楽しむ〜歴史を知ろう〜」です。

今週は上野にある東京都美術館の「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を見にに行ってきました。その時のことを紹介させていただきます。



7週目:東京都美術館 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち

今週は「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を東京都美術館まで行ってきました。(東京・上野)

shigeko
shigeko

ポスターを見た時から、画を見にいきたい!と考えていたので期待値はとっても高かったです

スコットランド国立美術館とは

スコットランド国立美術館は、イギリスの北部に位置するスコットランド・エディンバラにある国立美術館です。

エディンバラのシンボル的存在なのがエディンバラ城です。岩山の上に立っている城は、堅固な天然の要塞とも言われています。白から街並みを見下ろすことができ、その街並みは世界遺産にも登録されています。

エディンバラ城の近く(ふもと)にあるスコットランド国立美術館は建物は1859年に開館され、スコットランド人建築家ウィリアム・ヘンリー・プレイフェアによって設計されました。

所蔵されている美術品の多くは地元の名手により寄付・寄贈されたものも多くあると言われています。

shigeko
shigeko

地元の人がスコットランドとそこに住む人を愛し、将来の発展に貢献したともいえますね

「THE GREATS 美の巨匠たち」の魅力とは!?

今回はそんな地元の人に愛されているスコットランド国立美術館から93点と多くの作品が来日しました。

有名な作家としては

・ラファエロ
・エル・グレコ
・ベラスケス
・レンブラント
・レノルズ
・ルノワール
・モネ
・ゴーガン

など、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を知ることができる、まさに「巨匠たちの作品」を堪能することができます。

イギリスは世界でも最も肖像画を多く描いている国として有名で、今回は肖像画もいくつかみることができました。

shigeko
shigeko

個人的な印象としては「宗教画」というより、それぞれの家で大切にされていた絵画という印象が強い作品が多かったです

画家:ディエゴ・ベラスケス〜卵を料理する老婆〜

ベラスケス

今回来日した作品の中にベラスケスが19歳の時に書かれた初期の作品「卵を料理する老婆」がありました。

shigeko
shigeko

あまり「ベラスケス」に関して知りませんでしたが、彼が書いた多くの作品を教科書などでみることがありました

ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケスはスペイン出身のバロック期(16世紀末から17世紀初頭)に活躍をした画家になります。彼は宮廷画家として多くの多くの貴族の肖像画などを描いています。

今回来日した作品「卵を料理する老婆」は17世紀のスペイン画壇では、厨房画(ボデゴン)と呼ばれる室内情景や静物を描いたものになります。

shigeko
shigeko

19歳でこんなに陰影(明暗の対比がすごい)があり、モノがリアルに描けることに驚きました

宮廷画家として、私たちも知っている作品としては「マルガリータ王女の肖像」ではないでしょうか。(ハプスブルク家の繁栄を垣間見ることができる作品が多いですよ)

「画家の中の画家」とも言われているベラスケスですが、絵画以外にも

・宮廷警吏
・王室侍従代(王の衣装係)
・建設の検査官兼会計官
・王宮配室長(王室所蔵品管理官)

など王のために数々の仕事を任されており、多忙であったため残した作品は多くはありません。

最後は、1660年にはフェリペの娘であるマリー・テレーズ・ドートリッシュとフランス国王ルイ14世との婚儀の準備をとりしきるが、帰国後その疲れから病に倒れ、1660年8月6日に帰らぬ人となります。

ジョシュア・レノルズ「ヴォルドグレイヴ家の貴婦人たち」にみる画家の思い

そして、もう一つ今回の目玉といってもいいポスターにもなっている、ジョシュア・レノルズの「ヴォルドグレイヴ家の貴婦人たち」です。

shigeko
shigeko

3人の美女が優雅に佇んでいる作品は目を惹きます

ジョシュア・レノルズはイギリス出身のロココ期(18世紀)に活躍した画家になります。

イギリスロンドンにある国立美術学校でもあるロイヤル・アカデミーの初代会長でした。

彼も多くの肖像画を残しています。それは、当時イギリスの貴族の中で肖像画がとても人気で、需要があったからなのですが、ジョシュア本人はただ目の前の人物を書くだけでなく、宗教・神話など知性を求められるような絵画を描きたいと願っていたいとも言われています。

今回の「ヴォルドグレイヴ家の貴婦人たち」にはその影響が反映しており、3人の女性は三美神を謎っており、さらにその背景にはベルベットのカーテンとパルテノン神殿を彷彿とさせる柱が見えています。

吹き出し:肖像画と神話を独自の視点で融合させたことを知ってこの絵画をみるとまた違った印象になりますね

三美神とは!?

三美神とは、ギリシア神話とローマ神話に登場する美と優雅を象徴する三人の女神のことをさします。

【ギリシャ神話】
・魅力(charm)
・美貌(beauty)
・創造力(creativity)
を司る神です。
【ローマ神話】
・愛(amor)
・慎み(castitas)
・美(pulchritude)
を司る神

と言われていますが、作品を色々見ていますが、それぞれに表現しているモノが違ったりしてます。

一般的には、ヘーシオドスの挙げるカリスのアグライアー、エウプロシュネー、タレイアとされている。一部にはパーシテアー、カレー、エウプロシュネーの3柱を三美神とする説もある。また、パリスの審判に登場する美しさを競うヘーラー、アテーナー、アプロディーテーも指すことがあり、分別に権勢、知恵、美貌を象徴する
(wikipediaより)
shigeko
shigeko

有名なボッティチェリの「春」は見たことがある人も多いかもしれませんね

今回のジョシュア・レノルズはその三美神を実際する姉妹になぞって描いたんですね。

最後に・・・

今回は東京都美術館の「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」について紹介させていただきました。

今は東京で開催していますが、この後他の地域も回る予定です。

・東京都:東京都美術館(2022年4月22日(金)〜7月3日(日))
・兵庫県:神戸市立博物館(2022年7月16日(土)〜9月25日(日))
・福岡県:北九州市立美術館(2022年10月4日(火)〜11月20日(日))

ぜひお近くの人は見に行ってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました