何か人生の選択をせまられた時や、大きな決断をするタイミングで「自分がどうしたいのかわからない状態」になった経験がありますよね。
「本当は〇〇がしたいけど、お金がかかるかも」「〇〇を選んでも大丈夫かな」「〇〇にしていいのかな?」など色んな条件や状態を考えてしまい、自分の本当の気持ちが見えなくなってしまうことになっていないでしょうか。
私も、小さい頃から「本当は何がしたいの?」と聞かれても黙ってしまうようなタイプで、大人になっても自分の意見があっても言えなくて、我慢できることもありましたが、耐えられなくなると後から「実は・・・」と話すことで相手との関係を悪くしてしまった経験があります。
関係を悪くしたくなくてした行動で余計悪化してしまい、「自分を出しすぎるのってよくないのかな・・・」と強く感じた経験から、余計「自分がどうしたいのかわからない」状態になってしましました
でも、このままでは自分が苦しくなるし、周りとの関係も悪くなることも多いからどうにかしたい・・・と考えて、少しずつ自分の気持ちと向き合って表現するようにしていきました。
そこで、私と同じように「自分がどうしたいのかわからない」状態になっている人はどうしたら迷っている状況から抜け出し、もっと「自分らしく過ごす」ことができるようになるのかについて私の経験を元に紹介させていただきます。
自分がどうしたらいいかわからなくなった状態とは
どんな状態か?
まず、「自分がどうしたいのかわからない」とはどんな状態でしょうか。
です。
「どっちでもいい」は選ぶこと自体を放棄している状態なのでこれとは別ですね。
自分で決定をしないといけないのに、「誰かに決めて欲しい〜〜!」と感じてしまうのは、まさに「自分がどうしたいのかわからない」状態です
なんで「自分がどうしたいのかわからない」状態になるのか
「自分がどうしたいのかわからない」状態になってしまう理由を考えてみましょう。
私はよく「誰かが決めてくれたら楽なのに・・・」と決めることを放棄するような考えになっていましたが、その大きな理由は過去の経験にありました。
・自分の未来のことを話して否定された
・行動に移したら失敗して傷ついた
その経験から
・自分で責任を持ちたくない
・嫌われたくない
というネガティブな気持ちになってしまいます。
私は高校受験の時に「〇〇高校で、もっとスポーツをしたい!」と両親に相談したところ「大学に行くなら△△高校がいいわよ」など自分の道に対して意見を言われた時に
という気持ちが強くなり、親の望んだ△△高校を選びました。
最後は自分で選んだにも関わらず、高校生活は後悔することが多かったので、モヤモヤした気持ちで3年間を過ごします
今では、そこで出会った友人とずっと仲良くしているので「良かった」と思っていますが、その時の経験で、
・自分が我慢すればいい
・望んでもうまくいかない
という思考が自分でも気がつかない間に染み付いてしまったのです。
もし今、「自分がどうしたいのかわからない」状態になっている人は私と同じように過去のトラウマなどがあって自分が決められない状態になっているかもしれませんよ
自分がどうしたいのかわからないトンネルから抜け出す方法
では、自分がどうしたいのかわからない状態を変えたい人はどうしたらいいのでしょうか。
ここでは私が「自分を変えたい」と思って行動して成果があったことを紹介します
自分の気持ちを理解するようにした〜自分軸を作る〜
まず、私の場合は自分の意見より相手の意見を尊重しようとしてしまうことが多く、その後自分の気持ちの整理がつかない時に
・誰かに決めてもらったほうが楽だけど、合わせているとイライラしてくる
ということが起きていたので、まず自分がどうしたいと思っているのか、自分の気持ちや考えに耳を傾けるようにしました。
そして、自分の中の判断基準や自分が何を大事にしているのかを整理し、何か決める時にはそれを中心に判断するようにしています。
「自分軸」を決めて判断するようにすると、決断する時「でも〇〇の場合・・・」と余計な情報を入れて自分を混乱させてしまうことが少なくなります
「自分軸」と簡単に書いてしまいましたが、私も「どうしたらいいか悩む状態」からすぐに抜け出せたわけではありません。小さなことから自分で決める習慣をつけるといいですよ
今日が最後の日でも後悔しない選択を心がけた
毎日当たり前に過ごしていると、生きていることが当然のように感じてしまいますよね。でも、明日も明後日も当たり前に今の状態で健康で過ごせているとは限りません。
ある日、2人の友人と話している時にそれを強く実感しました。
先輩からの質問に
もし3日しかないなら、すぐ会社を辞めて、家族に感謝を伝えるし、友達にも「ありがとう」を伝えに行きます。大切な人と残りの時間は過ごしたいです。もし、もっと時間があるなら、食べたかったものを食べて、見たかった景色・行きたかった場所にも行きますね
と答えました。そして先輩から言われたのは
とさらに質問をされ、答えられなくなりました。
自分がしたいことより周りが望むことをしたほうが認められるし、家族に「ありがとう」を言うなんていつでもできると思っていた・・・
その時、周りの視線や評価ばかり気にして「〇〇をするのは諦めよう」「〇〇なんてみんなと違うよね」と自分の気持ちを見てみぬふりをしないで、自分の意思を持って行動しよう!と考え方を変えることします。
全部の責任は自分にあることを認める〜自分がどう生きたいのか〜
自分で決められないのに、うまくいかないと「〇〇さんが決めたから」「〇〇さんの言った通りにしたのに・・・」など人のせいにしていませんか。
私は今まで何かあると誰かのせいにしてしまう考え方をしていました・・・
でもそれって、自分の人生を動かすのは自分ではなく自分以外の誰かにあるということですよね。
今の自分の状況に文句を言ったり、何か起きたことに対して不平不満を言っても、それまでにいくつかある選択を自分で選んでここにいるのです。
確かに、高校選びも最後は「ここにします」と自分で決めたし、会社のルールに文句を行っているけど、会社を選んだのは自分だもんね
なので、ちゃんと今の状態を自分で選んでここにいるということを認識するようにしました。そして、その上で、これから自分の人生をどうしたいのか?自分で何を選択してどう生きていきたいのかを改めて考えて見たのです。
そうしたら、
・一度の人生、会社員だけで終わるのではなく、自分として何かにチャレンジして見たい(会社員以外の生活をしたい)
と考えるようになり、チャレンジしない後悔より、チャレンジした後悔をしよう!ダメなら、諦めてまた会社員になれるよう努力すればいい。と考え退職することにしました。
その後しばらく「辞めたのは正しかったのか・・・」と後悔することも多々ありましたが、今では「あの時の自分の選択は良かった」と心から思えるようになっています
自分がどうしたいか分かって見えてきたこと
会社を辞めてフリーランスになり、会社では出会わないタイプの人とたくさん関わらせていただきました。
会社名など気にしないで、その人として接するとどの人も個性があり、とても楽しい時間を過ごせました
そんな生活をして感じたことがあるので紹介させていただきます。
持っているものを手放すことも必要
会社員の時は、ボーナスは海外旅行と、新しいブランドバックと〜〜なんて考えていましたが、本当に欲しいと言うより、周りでもている人が多いから私も。と考えていました。
もし私と同じような状態だったら、誰かの目を気にして選んでいて、自分が心地よくないものは一旦手放してみるのがオススメです。
人にとって価値のあることより、自分にとって価値のあることを大切にできるようになりますよ。
手放してみることで見えることもあるし、自分の中に隙間を作ることで新しい何かが入ってくる余裕も生まれます
相手の意見を尊重できるようになってきた
自分の感情や気持ちを大事にするようになって、自分の意見と同じように相手の意見も尊重できるようになりました。
いくら仲が良い友人でも、同じ人間ではないので、意見の違いが出てくるのは当然です。
そこを自分に合わせてもらうように誘導したりするよりも、「あなたはそう考えるんだ!なるほど」と相手を受け入れることで自分の視野も広がりますし、相手を尊重すると自分も尊重されるようになりますよ。
言葉の認識を大事にしよう〜自分の意見を言うのとわがままなことは違う〜
「自分がどうしたいのかわからない」状態から自分の気持ちに気付いてくると、自分の意見を言うことや通すことが大切だと勘違いしてしまいそうになる瞬間があります。
自分の気持ちを伝えること・自分がどうしたいのか言うことと、わがままに相手を振り回すことは違います。
「自分がどうしたいのかわかる」状態になったら、自分の中でこれはOK・これはNGと言う言葉の意味を意識すると良いですよ。
例えば、
・自由と自分勝手は違う
など、自分が勘違いしてしまいそうな行動は言葉の定義を決めて見てください。
自分が行動して失敗したり、周囲の人の言動から学んでいることが多いです
まとめ
私の過去の経験から「自分がどうしたいのかわからない」状態からの抜け出し方を紹介させていただきました。
周りの気持ちを大切にしすぎて自分が分からなくなったり、自分が我慢すれば良いや・・・と考えられるのは、あなたが優しいからに他なりません。
でも、その優しさをもう少し自分にも向けて見てください。きっと今より「自分でいいんだ!」と感じられる毎日を過ごせますよ。
最後まで読んでくださったあなたの明日が今日より素晴らしい日になりますように^^
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