質問が上手にできる人は自分の欲しい答えを相手から引き出すことができる、など、「質問力」を意識している人が増えています。
仕事の場で、用を得ない質問や、話した内容を再度質問してしまうなどしてしまうと、相手からの印象を悪くしてしまう可能性もありますよね。
仕事の場面で質問を意識することはできても、普段の疑問に対して意識していますか。
OLとして働いている時はそこまで意識していませんでしたが、フリーランスとして働き始めて、仕事とプライベートの境目が年々なくなっている生活をしていると、普段の質問力がその後の仕事に大きく影響してくる場面を何度も目の当たりにしてきました。
そこで、今回は日頃から意識できる「質問力」を高めることができる行動を紹介します。
「いざという時は対応できるよ」という人もいますが、普段の行動が緊張している大事な場面では出てしまうことが多いのですよ
質問はどういう時にしている?
質問をする時
質問をする場面は日常生活でたくさんありますが、主に
・相手を深く知るために聞く
ことが考えられます。
後者の「相手を知るため」は、初めて会う相手や、友達のと会話で相手の近況を聞くことから、取引先の人との何気ない雑談まで色々使えることが多く、相手との会話を楽しんだり、情報を知ることが多いですね。
前者の分からないことを聞く時は、授業の質問・セミナーでの質問など、自分が理解できないことを相手に説明してもらうためにする場合が多いです。
共通しているのは相手から話を引き出すことです
今回は、「分からないことを質問する」前者にフォーカスして話を進めていきます。
質問が下手な人の特徴
自分が分からないことを知るために質問をするわけですが、中には質問が下手な人・苦手意識を持っている人がいます。その人たちの特徴をここでみていきましょう。
何がNGなのかを知ると、そうしたら良いかが見えやすくなりますよ
①質問している内容が分からない
質問したいことがあるのに、相手に伝わらないだけでなく、質問している本人が分からなくなってしまう場合があります。質問の質問をしているうちに、何が聞きたかったか分からなくなってしまうなんて人も。
大切な場面で、うまく質問ができなと、「自分の意見がまとめられない人」という印象で終わってしまいますよ。
②質問内容が多すぎて相手が答えにくくなってしまう
質問をしたいことが多すぎて、羅列して質問をしてしまっていた・・・なんてことありませんか。
相手がうまく処理してくれて質問に答えてくれれば良いですが、質問の内容がたくさんありすぎて気がついたら本当に答えて欲しい内容のアンサーがもらえなかった。なんてことにもなってしまいますよ。
③質問をしない〜質問時間外に個別で質問をする〜
自分の質問が変だったらどうしよう・・・と気になって、質問ができないまま終わってしまう場合もありますよね。
その後仕事などで何も問題なければ良いですが、どうしても気になって口頭ではなくメールで「先ほど質問できなかったのですが・・・」とメッセージをする人がいます。
分からないことを分かるようにするのは大切ですが、相手に分かるように文章を作成するのは結構な労力と時間が必要になるので、自分が恥ずかしくて質問をできなかったことが相手の手間を増やしてしまう場合も往々にしてあることを知ることも大切です。
私は、「変な質問」「恥ずかしい質問」はないと思っているので、分からなければその場で聞いてみるのが良いと思っています。案外1人分からない場合は他にも理解していない人もいるので、質問して感謝されることもありますよ
何を気をつけたらいいのか
では、質問をするときに何に気をつければ良いのか。またポイントなど紹介します。
事前に自分で調べよう
質問をする前に調べられることがあったら調べておきましょう。分からないことは全部相手に聞けば良いと思っていると話が進まないこともありますよね。
・何もしらべず、自分ができないから質問をしたのか
相手に与える印象は大きく違います。後者の人は心のどこかで「分からなければ人に聞けば良い」という風に相手に捕らえられてしまい、それが続くと相手から質問を受け付けられなくなってしまう場合もあります。
私の知り合いは、会話中に携帯をよく触っていていますが、分からないことはその場ですぐに調べる癖をつけています。
私の知り合いの起業家の人は、なんでもすぐ質問をする人や自分で調べない人とは一緒に仕事をしないと話していました。
聞く相手が合っているか確認しよう
自分がする質問を聞く人が合っているか!?も実は見落としがちな項目だったりします。
私は仕事でライティングを教えているのですが、ライティングとは関係ない「Googleで色々調べたんですが、エラーになってしまって。システムが壊れているのでしょうか」と、ライティングと全く関係ない質問もされることがあります。
私が分かる範囲であれば回答しますが、これも頻繁に続くと「私はGoogleの社員ではないから分からないよ・・・」と
という公式ができてしまい、関わるのを躊躇ってしまう場合があります。
質問は質問の内容を解決できるかどうかだけでなく、その人との関係にまで影響を与えてしまうんですね
何が知りたいのかハッキリさせよう
質問の内容が長くなってしまったり、自分でまとめながら話していると、何を聞きたかったのか分からなくなってしまう場合がありますよね。
そんな場合は、「私が質問したいのは2つで、1つ目は〇〇について、2つ目は△△についてです」と最後に伝えるのが良いですよ。
はじめに「質問が2つあります」と伝えるのも良いですが、その2つの話が長くて結局2つ質問があるのは分かったけど、何と何についての質問かが理解しにくいことがあります。
長くなってしまった場合は最後にもう一回簡潔に伝えると回答者が返答しやすいですよ。
最後に・・・
質問する力は、相手から内容を良い回答を引き出すことに注目されがちです。もちろん、相手の話の核となることを理解し、質問することも大切です。
でも、質問を受けている時、相手をみておるポイントは質問内容だけでなく、相手がどんな人なのか
・質問をまとめる力があるのか(理解する力があるか)
・相手の時間や手間を考えられるのか(自分の解決したい方ばかりにベクトルが向いていないか)
など、会話ややり取りの中で、見ようと思わなくても見えてしまうその人らしさがあります。
相手は質問の内容もさることながら、その姿勢の方に印象を深く刻んでいることもあります。
気を使いすぎて質問できなくなるのはよくないですが、分からないことを解決しつつ、相手に伝わりやすい方法を自分の中で見つけていくのがベストですね^^
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