若い頃、ひとまわり以上離れた年の上司から
みたいに話されると、興味を示しその時の状況を想像して楽しくなると同時に
「同じ学生の話でも時代がちょっと違う気がする・・・」
なんて感じたことってありますよね。
親が学生時代の話や昔話をさも最近のように話しているのを聞くたびに「いつの時代・・・」と心の中で思っていたことがありました
でも、年齢を重ねていくと自分の経験や相手との共通項を見つけるために過去の話を持ち出したり、10年くらい前の話をつい最近のように話してしまうことってあるんです・・・。
今回は、親世代や上司が「私の頃は・・・」など使っていた言葉を年齢を重ねると自分も知らない間に使ってしまったショックと、もし、それが嫌ならどうしたらいいのか!?について考えてみたいと思います!
知らない間に古い話をしてしまう心理〜あるあるな場面〜
気がつかない間にいつも昔の話をしていた・・・という時ってありますよね。悪いことではないですが、言い換えると昔の思い出しかないということ。
先日、「私も自分が知らない間に昔話をしていた・・・」という場面があり、気がついた時ショックでした・・・
場面①後輩と話している時
ひとまわり以上離れた年の友人と話している時、学生時代の話になり「私の時もあった、なんかさ〜・・・」と、同じ『学生』という共通項から世代の違いを忘れていました。話終わった時、
年齢が結構違うのに合わせてくれたのかも・・・私も同じように先輩に合わせていた時があったな・・・
なんて思い、煙たがっていた先輩と同じになっていたことにショックを受けました。
・相手との共通項を見つけるため
・話が盛り上がっていると年上が、世代の違いを忘れる
場面②家族に何気なく言われた時
家族も含めて知り合いと会話をしている際、世間話を軽くしてその場を去るつもりだったんですが、思いの外盛り上がり、結構な時間話していました。
話が盛り上がること自体は良かったのですが、その後帰り道母親に「私もおしゃべりだけどあなたも結構話たわね〜」と言われ、何を話たかな〜会話を振り返ってみるとほどんどの話題が過去5年以上前がメインだったことに気がつきました。
話している内容が「過去」だけになっていて、「今」の情報がない大人になっている・・・
・古い話をしていることに気がついていない(むしろ最近のことのように感じている)
・最近の情報を知らない
場面③相手が古い話をしている場面が自分と似ていた
私の父はお話がとっても好きな人なんですが、出不精でいつもテレビを見ているだけの生活をしています。友達も多くないので誰かと会うこともありません。
たまにお客さんがくるととても嬉しくなって色々話すのですが、その話が『自分の学生時代』など50年前後昔の話を「私の頃はね〜〜」」と相手に話しています。
いつも心の中で「そんな昔の話されても共感できないよ・・・」と思っていましたが、年齢を重ねると自分でも気がつかない間に年の離れた人に20年前の学生時代の話を共通の話のようにしていて
私も知らない間に数十年前のことを語っていた・・・(ショック!)
と人の話しているところを見て、自分を振り返った時に話している状況に気がつきました。
・年齢を重ねると若い人との時間感覚が異なっていることに気がつけない
・相手との共通項を見つけようとすると古い話になってしまう
古い話ばかりするのってよくないの??
ここまで私が古い話をしてショックだった場面を紹介してきましたが、古い話をするのは悪いことなのか!?と聞かれると、そうとも言い切れません。ただ、
・過去の武勇伝を話して聞かなければいけない状態
を経験した時、楽しい思い出がなかったので、「自分はそうなりたくない」と感じたことがあるからです。
上司の話を聞くのは楽しい時もありますが、話す内容が毎回相手にとってのいい時代のことだったり、興味がないものばかりの時、「嫌だな〜」と感じた経験があります
反対に、仲の良いメンバーでいつも話しては笑う鉄板ネタみたいなものも存在します。また、学生時代の仲間と集まると懐かしい話で盛り上がることもあるので、そんな時は昔話がみんなの楽しい時間にも変わるのです。
同じ時間を過ごしたもの同士だったら、それぞれの話ができて良いですね
どうしたら、過去の話だけをする人にならないですむか
過去の話をしてしまうのは、人間当たり前のことです。
でももし、自分が「ずっと昔の話だけをする人になりたくない」と思うならどうしたらいいのか!?について紹介します。
①自分の人生を楽しむ〜新しい体験を増やしていく〜
過去の話から相手との共通項や自分が話たいことを見つけてしまうのは、今の生き方に話せることがない場合が多いです。
会社と家の往復だと、社外で出会った人と共通の話を見つけられないし、その場では相手の話を聞くことができても、続かない状態になっていました
そんな時は、相手との会話を楽しめるように、自分の人生を楽しんでいることが大切です。人生を楽しんでいれば、相手との会話も自分が今楽しんでいることを話せますよね。
趣味が見つからない人は、新しい体験をしていくと良いですよ。自分の外からの刺激が新鮮であるほど、過去の話だけになることはありません。
②交友関係を大切にする〜話す相手がいれば情報が入ってくる〜
また、交友関係を大切にするのもポイントです。
いつも同じメンバーとだけで会話しているよりも、色んな人と関わることで情報が入ってきたり、新しい視点を自分の中に入れることもできます。
昔話の多い父は、人との交流が少なくテレビからの情報ばかりです。それよりも、たまに外に出て自分で実際に何かを体験した時の話をしている方が聞いていてワクワクします
無理に友達を広げなくても、たまに仲の良い友人と外に出てお茶をしたり散歩するだけでも、町並みの変化に気がついたりと外からの情報が入ってきますよ。
③色んなことに興味を持つ〜趣味を持つ〜
なかなか外に関心を示すことができない場合もありますよね。
そんな時にはオススメの方法が2つあります。
・色んなことに関心を示すこと
です。
私の知り合いのご長寿の方が何名かいますが、1人の人はいつも自分の過去の話をします。1人の人は今自分が興味のある話や読んだ本について話します。
一緒にいて楽しいのは、後者の色んなことに興味がある人です。
誰かと会わなくても、外に出なくても、テレビを見て自分の興味があることを調べたりするだけでも新しい体験になるんですよ。
最後に・・・
今回は昔の話をしないためにはどうしたら良いかについて紹介しました。
仲の良い友人との昔話は、楽しい一時になります。ただ、そこまで親しくない(取引先の人など)との場合、その後の関係をスムーズにするために話は聞きますが、利害関係がなくなったら正直「楽しくない時間」と感じてしまうようになってしまう可能性もあります。
会社を辞めて、昔の上司から連絡をもらうことがありますが、「今度ご飯にでも行こう」と言われても正直「また、武勇伝を聞かされるのか・・・」と断る理由を一生懸命探してしまいます
自分の過去の話ばかりしていると、相手もそれを心から楽しんでいない場合、人が離れていってしまうな〜と思い記事にさせていただきました。
そうならないためには、新しいことを楽しむ心・興味を持つのが大切です。
最後まで読んでくださったあなたが、年齢を重ねても素敵な出会いを広げられますように!
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