周りの人で自分の特技を生かして輝いている人を見ると、ついつい羨ましいと感じてしまいますよね。
そんな人と比べて「私には特技がない」なんて思っていませんか。
世の中に得意なことがない人なんていないんですよ。
もしかしたら、他人を羨ましく思いすぎて自分のいいところが見えなくなってしまっている可能性があります。
人の特技にはすぐ目が行くけど、自分のいいところや得意なことってわかりにくいですよね
今回はそんな自分の得意なことに気づく方法をご紹介します。得意なことがないなんて思うのはまだ早いですよ。
得意なこととは何か?
得意とは
得意とは「最も手なれていて自信があり、じょうずであること」という意味で、人に比べて自分が上手に対応できることや、少しの力で大きな成果を上げることができることを言います。
自分が思った通りにうまく対応できることは得意なことと言えますね
得意が見つからない理由
では、自分が上手にできることがなぜ見つけられないのでしょうか。その理由を考えていきましょう。
得意であるがゆえに気がつかない
自分が得意なことは、自分にとっては当たり前に対応できることが多いので、それができることが「特別」だとなかなか実感しにくいことがあります。
確かに「当たり前」が「特別」になる感覚がちょっと分からないかも・・・
周りは気づいているのに本人だけが気がついていない状況という可能性もありますよ。
努力が必要だと思っている
人は「頑張ったことで得たもの」に価値を感じます。簡単に手に入ったものより、努力して得たものの方が達成感や満足感から、嬉しいという気持ちが湧きやすいです。
「得意」も同じように自分が努力して手に入れた何かでないと意味がないと感じている人もいます。
大して頑張っていないのにできることは「価値を低くみてしまう」傾向があるので自分のできることを見過ごして「得意なことがない」と感じてしまうことがあります。
自分よりできる人をみてしまっている
人より出来きることがあっても、自分よりできる人が周りにいると「得意ではない」と感じてしまうことがありますよね。
そんな人は、他の人よりもできることなのに、常に自分よりできる上の人を見ては「得意なことがない」と感じている可能性があります。
でも、「得意」なことで必ずしもナンバー1になる必要はないんですよ。
より力をつけるために努力したり、切磋琢磨するのは素晴らしいですが、自分は「〇〇さんより出来ないから、得意とは言えない」と自分を卑下しないようにしてくださいね。
華やかな成果が必要だと思っている
得意なことの中には
・人前で話すのが得意
・得意が仕事になって成果を上げている
など得意を生かして華々しい成果や活躍をしている人がいます。
その人と比べて「こんなこと得意とは言えない」と思っていませんか。
私は単純作業や裏方の地味な事務作業が得意ですが、何か大きな成果を出せることではないので「自分の得意」に納得できていませんでした
もしかして私と同じように、得意なことがないと感じている人は、自分の得意なことを否定している可能性もありますよ。そんな人は今一度自分の得意を見つめ直してみてください。
得意を見つける方法
では、自分の得意をどのように見つけたらいいのでしょうか。その方法と得意を見つけた人の視点を学んでいきましょう。
得意を見るける方法
見つけ方①人に褒められること
自分で自分の得意なことがないと思ってしまったり分からないと感じている時は、人から褒められることや喜ばれることがないか振り返ってみてください。
人から「ありがとう」「嬉しい」と言われることは、あなたが得意なことです。当たり前に対応しているから気づきにくいですが、それこそあなたの得意なことなんですよ。
もし、「そんなことあるかな〜」と思ったら、ここ最近で誰かに頼まれたことの共通点を探してみましょう。
頼まれたことの共通点が多いところがあなたの特技ですし、また、共通点がなかった場合でもたくさん頼まれたことがあったのならあなたが「声のかけやすい人」というのが得意なことだったりします。
私は人からものを頼まれるとき「便利に使われている」と感じていましたが、頼む側になった時は、やっぱり「この人なら・・・」と思う人を選んでいるので、選ばれていることは後から身に付けることができにくい私の「得意なこと」と思えるようになりました
見つけ方②自分が続けてきたことを探そう
得意なことがないと感じているならば、あなたが何か続けてきたことがないか考えてみてください。
・遅刻をしなかった
・締め切りを必ず守る
など、「時間を守れる」という共通点がありますよね。
他にも習い事をしてきたのなら、それが他の人にはないあなたの得意なことですし、もし、色々手を出してはやめてしまう・・・ということを繰り返しているのなら「チャレンジ精神」「行動力」があなたの得意なことだったりします。
つい、できないこととか、成果が出ていることに目を向けてしまいがちですが、基本的なことは色んなことに応用できるので、できていることをまず認めてみましょう
これも何かに書き出してみると、自分の「得意」が分かるのでいいですよね。
得意を見つけている人
得意なことに集中した
得意なことを自分の自信に変えている人は、自分の得意を伸ばすために、自分の不得意なことに努力しないと決めている人がいます。
など、結構簡単に人を頼っています。
そして、自分が得意なことに集中して自分の力を思いっきり発揮しているのです。
私と一緒に仕事をしていた営業マンは契約を取ってきたりお客さんとコミュニケーションを取るのが得意でしたが、事務作業・書類作成は全くダメでいつもフォローしていました。
でも、契約を取ってくるのが得意な人に苦手な「事務作業もできるように」と努力してもらうより、得意な人に任せて、外で仕事をしてもらった方が会社としても本人としても周りとしてもいいですよね。
私は事務が得意だったので、代わりに営業に行くのだったら、その人のサポートをしていた方が力が発揮できてお互いにとって幸せな状態でした。
得意なことは際立ってできても、それ以外は苦手という人もいるので、お互いがフォローし会えれば最高ですよね
人に喜ばれること(頼まれること)をやり続けた
自分の得意が分からないという人の中で周囲から頼まれることをやり続けたという人もいます。
人に頼まれるということは、相手は「自分よりもできる」と認めてくれている状態とも言えます
自分で「得意」が見つけられない時は、周囲の要望を聞いてみたり、何度もお願いをされることの中で、「これは苦なく対応ができるな〜」と感じることが
・自分が苦なくできること(自分が得意だということ)
を発見することができます。
案外「自分は〇〇が得意です」と自己認識しているものよりも、周囲から「お願い」されていることの方がニーズもあり、自分の得意だった!なんていう結果になる場合もあります。
得意なことは自分で切り開いて見つけるものと思っている人もいますが、サポートすることもできない人にとっては十分魅力的なその人の特技になるのです。
得意なことがないと諦めるよりも人からお願いされることで自分が嫌でないことから「得意」を探すのもいいですね。
最後に・・・
自分で「得意なこと」を認識している人もいますが、多くの人は「自分には得意なことがない」や「こんなの得意とは言えない」と自分への評価を低くしてしまいがちです。
誰かの役に立てていることや喜ばれることは、あなたの立派な「得意」と言えます。
ぜひ自分の得意に気がついてもっと自分に自信を持ってくださいね^^
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