今年は自分の人生を楽しめるように「趣味を見つけたい」と、人生を豊かにしてくれそうなことにチャレンジしていくことにしました。
そこで、色んな「面白そう」「楽しそう」なことを1〜2ヶ月本気で学んで、好きになれるのか!?を試していくことにしました。
今月新しく加えたのは「芸術を楽しむ〜歴史を知ろう〜」です。
今週は国立新美術館で開催されている「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」に行ってきました。その時のことを紹介させていただきます。
3週目:国立新美術館「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」
今週は「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館まで行ってきました。(東京・六本木)
今回は全て見どころ・・・といってもいいくらい名前の知っている巨匠たちの絵画がやってきました。
「メトロポリタン美術館」とは
メトロポリタン美術館は、1870年創設、1880年に現在地に開館された、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンにある世界最大級の美術館です。
特色が、古今東西幅広い美術品を所有していて、絵画・写真・彫刻・楽器など300万点も所蔵しているとも言われています。
すごい数の美術品!!
そんなたくさんの美術品があるメトロポリタン美術館から65点の名画が日本にやってきました。
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の見どころ
今回の見どころは、2つあると思っています。
というところだと思っています。
Ⅱ・絶対主義と啓蒙主義の時代
Ⅲ・革命と人々のための芸術
という三部構成になっており、
「Ⅰ・信仰とルネッサンス」では、聖母子など1400年代のキリスト教絵画を楽しむことができます。
「Ⅱ・絶対主義と啓蒙主義の時代」は、1600年〜1700年代後半の作品が飾ってあります。キリスト教の絵画だけでなく、人々の日常を垣間見れる絵が増えてきます。
・ルーベンス
・カラヴァッジョ
など聞いたことのある作家が増えてきます。
ルーベンスは「フランダースの犬」でネロが最後にどうしても見たかった絵を描いた人です。自分が知っている話があると絵が身近に感じますよね
「Ⅲ・革命と人々のための芸術」は、1800年代〜1900年頃までの作品を展示してあります。一眼見て宗教的な印象は薄く、宗教や絵画がわからない・・・という人にも身近に感じられる題材の作品が多くなってきます。
・モネ
・ゴッホ
・セザンヌ
・ルノワール
といった、印象派と呼ばれる画家の作品が多かったです。
個人的に「印象派」の作品が好きなので、有名画家の作品を一気見ることができたのはとても感動しました
こんな感じで、3つのブロックに分かれて作品が一気に紹介されています。絵のタッチや、書かれている対象物の変化、書かれている人の着ているものを見たりしていくと、それぞれの時代を想像できて、とても楽しめますよ。
今回初めて音声ガイダンスを使用してみました
今まで美術館には何度も足を運んでいましたが、音声ガイダンスを借りることはありませんでした。
それは・・・500円〜700円追加して出すのがちょっと勿体無くて・・・という理由です。
でも、絵の説明書き以外の見どころや、作者の思いや時代背景がより説明されていて、絵を深く知ることができたので、「借りるのも悪くないな〜」なんて感じました。
パッと見では分からない「絵のメッセージ」を知ることができて、今まで流し見をしていたのがもったいなかったかも・・・と考えが変わりました
もし、「絵のことは詳しく分からないよ」という人は、美術館に行かれる際は音声ガイダンスを借りてみると、絵を違った角度でみることが出来るかもしれませんよ!
絵を見るのが楽しくなる時代背景を知っておくということ
今まで美術館に行くことはあっても時代背景などは全く分からず行っていたことが多かったです。
今回「西洋絵画500年」と時代を追って見ることが出来るということで、ちょっと事前に下調べをしてみました。大まかな流れを知っているだけでも、楽しめますよ。
①15世紀〜16世紀:イタリア・ルネッサンス
ルネッサンス美術はフィレンツェで生まれ、次第にイタリア半島各地からヨーロッパに広がっていきました。
ルネッサンスとはフランス語で「再生」という意味なんですよ
ルネッサンス時代の有名画家の一人に「レオナルド・ダ・ビンチ」や、ダヴィデ像を創った「ミケランジェロ」がいます
神話やキリスト教に関する絵が多く、「ヴィーナス誕生」などは有名ですね。また、ヴァチカンにある「最後の審判」などの天井画も有名です。
②17世紀〜18世紀:バロック・ロココ
これまで築いてきた西洋芸術が古典だとすると、それに対抗するようにできたのが「バロック・ロココ」と言えます。
「バロック」とはポルトガル語で「歪んだ真珠」を指します。また、「ロココ」とは貝殻や石などで飾った岩を意味する「ロカイユ」という言葉に由来しています
猫足の家具や「ベルサイユのばら」などがロココ時代をイメージすると分かりやすいですよ
この時代に活躍した「カラヴァッジョ」は多くの画家の影響を与えたと言われています。明暗を強調した写実的な書き方は人々の表情がとてもリアルに感じ取ることができます。
今までは、教会・王族のために書かれた絵が多かったですが、だんだん市民階級にも絵画の愛好家が生まれるようになりました。特にオランダでその傾向が強まり、
・フェルメール
などが有名です。
③19世:新古典主義・ロマン主義・レアリズム〜印象主義
この時代になると、今までにはない
・庶民の生活
・労働者階級の日常
などを切り取った絵が出てきます。
吹き出し:ミレーの「落ち穂拾い」は有名ですよね
19世紀後半は「フランス革命」「ナポレオン戦争」などがあるなど、大きな時代の変化があった時期です。
・モネ
・ゴッホ
・ピサロ
・ルノワール
なんかがこの時代の画家です。
以上が簡単ですが、1400年代から1900年代までの絵画の歴史をかいつまんだものになります。
絵画の歴史も、他のものと同じように「前の時代を否定(反発)して生まれていることがわかりますね
(※参考文献:西洋美術史西洋美術史(美術出版ライブラリー 歴史編)より)
最後に・・・
今回は「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」に行ってみて、500年の時代の変化や、それぞれの時代に活躍した作家の絵を一気にみることができて、とてもお得な美術展だったな〜と感じました。
まるで「幕の内弁当」のように色々詰まった作品展でした
美術館に行ってみたいけど、どこから行ったらいいか分からない・・・という方は、色々みれる「メトロポリタン美術館展 」はオススメです。
自分がどんな絵画が好きなのか・興味があるのか知れる機会になるかもしれませんよ。
最後まで読んでくださりありがとうございました^^
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