同じところで間違ってしまったり、何をやってもうまくいかないことってありますよね。
「なんで何回も対応しているのにこんなにできないんだろう・・・」なんて感じたことありませんか。
実は私も何回も失敗してきてるし、「また同じところで間違えた〜」なんてことを何度もしています。
ジャンルが変わっても「なんか根本的に同じような理由でできていない気がするけど分からない」と思っていたのですが、90歳の師匠に「それは根本的な原因をみていないからだよ」と教えてもらい、自分の学び方がそもそも間違っていることに気がつきました。
そこで今回は私の失敗経験から、どうしたらもっと物事うまくできるようになるか?について紹介します。
何をやってもうまくいかない【経験談】
私の話
私はこれまでの人生「できたらいいのに!」というところで思いっきり失敗してきました。過去を振り返ればキリがないのですが、
・大学受験
・就職活動
・転職活動
と人生の節目となるであろう「テスト」「面談」「試験」というところで躓き続けています。
なんでこんな失敗ばかりなの!?
逆に、部活などでは結構いい成績を残してきました。自分で言うのもおこがましいですがセンスもあったので、みんながすぐにできないことが感覚的に理解できたり、すぐに対応できたりしたのが大きな理由です。
でも、これが「テスト(勉強)」などになると全くセンスが発揮されず、何をやってもうまくいかない・・・という人生を40年近く送ってきました。
師匠との会話
そんな私が最近始めたのが「囲碁」です。
頭を使うし、全体把握などができるようになるのと、勝負という自分を磨くことをしてみたい
のが始めた理由でした。
囲碁の世界は奥が深く、まだ初めて1ヶ月の私は全く対局ができる状態ではないのですが、毎回師匠(御年90歳)から囲碁だけでなく、心構えや考え方などたくさんのことを学んでいます。
今回はその中で
囲碁で勝つためには「最善の一手」を選び攻める姿勢も大切だけど、「いかにミスをしないか」こちらの方が大切かもしれないね
なるほど!でも、これって囲碁だけでなく他のこと全てに通じている気がしますね
そうだね。日本が戦争に敗北したのも、失敗を学ばなかったからだと考えているよ
ん〜。経験をしたこととは言え、「戦争」を例に出すなんて奥が深い・・・
うまくいかない原因を知ろう
では、私たちの日常に落とし込んでうまくいかない方法を回避するためにできることを紹介します。
ここでは、私が師匠との話から「あ〜私の失敗ってこれができていなかったからなんだ・・・」と感じたことを紹介していきます。
逆を言うと、これをきちんと対応していれば、もっとうまく対応ができるということですね
ルールが分かっていない
うまくいかない人は自分がどんなルールの中で勝負しているか理解していないことが多いです。
例えば、「今からサッカーをします」というとき、サッカールールを知らないままグラウンドに立ちボールをみんなが蹴っているから自分も適当にボールを追いかけて蹴らないと!なんて思いませんよね。
小さい枠の中で考えると「そんなことありえない」と思うことでも、規模が大きくなるとどういう社会の中で・どういう組織の中で・どういう常識の中で自分が対応しようとしているのかが見えなくなってしまいます。
私は「老後が不安」と言いながら、年金の仕組みや介護費用・健康保険の仕組みをシッカリ理解していないことが分かりました
まずは自分が今やろうとしていることにはどんなルールや決まりがあるのか!?を知ると、案外不安が消えて「だったら〇〇と対策を取ろう」なんてイメージがしやすくなりますよ。
基礎ができていない
うまくいかない人はもしかしたら、その分野の基礎ができていないことに気づいていない可能性があります。
私はライティングを仕事にしており、多くの人の文章を見る機会があります。
うまく書けない人の文章は「読んでいて違和感がある」場合が多く、そこを指摘することもあるのですが、「なんとなく日本語がおかしいから〇〇と書き換えてみた方が通じるよ」というようなアドバイスをすることがありました。
ここには大きく2つ問題があって、
・私自信も文法がおかしいことを言葉でキチンと説明できていない
という状況が起きているのです。
これに気がついてから、なぜおかしいのかを説明するために「日本語文法」の勉強を始めることにしました。
文章は、なんとなく読んでいて言いたいことは伝わっていても、たまに意味が違ってしまうこともあるので、「国語」の基礎をしっかり理解していないことはその後大きな問題になることもあります
負けた(失敗した)原因を理解していない
何か対応しようと思った時、
・成長するためにはどうしたらいいか
など「上手くいく方法」にばかり目を向けてしまいがちです。
でも、本当に大切なのは「失敗した方法を学ぶ」ということです。「先人に学ぶ」という言葉がありますが、これは「成功例」だけでなく「失敗例」にこそ価値があります。
上手くいく方法は、偶然だったり、人の力・時代の流れなど色んな要素が組み合わさって「成功」となります。でも、「失敗」に関しては、コレをしてはダメということが案外明確にあったりします。
私が何か対応しても上手くいかなかったのは、失敗の原因を深く追求しないで、ひたすら前に進もうとしていたことが原因でした。
テストがうまくいかなかったら、その問題を深く追求せず、同じような問題を解いてできた気になっているなど、「つもり」で進んでいたためうまくいっていないことが多々ありました。
もちろん、新しいことにチャレンジするのは大切ですが、失敗を確認してこそ、過去の経験から新しいことにも活かされる・より深い学びになることが多いのです。
最後に・・・
師匠との会話から今まで私が失敗してきたことを振り返ってみましたが、
良く分からないで始めてしまっていることで、中途半端な知識ができていて、基礎が理解していないことが多くありました。そして、その基礎が何なのかも分かっていないこともありました。
基礎やルールって学んでいても楽しくないことが多くて疎かにしてしまいがち・・・
うまく対応しようと「成功方法」にだけ目を向けてしまいがちですが、大切なのは「同じ失敗をしないこと」で失敗経験から学ぶことの方が多いです。ぜひ、「なんでうまくできなかったのかな?」という視点を大切にしてみてください^^
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