今年は自分の人生を楽しめるように「趣味を見つけたい」と、人生を豊かにしてくれそうなことにチャレンジしていくことにしました。
そこで、色んな「面白そう」「楽しそう」なことを1〜2ヶ月本気で学んで、好きになれるのか!?を試していくことにしました。
今月新しく加えたのは「芸術を楽しむ〜歴史を知ろう〜」です。
今週は森アーツセンターギャラリーで開催されている「THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語ー」に行ってきました。その時のことを紹介させていただきます。
1週目:ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語ー」
今週は「THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語ー」森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)に最終日ギリギリで行ってきました。
森アーツセンターギャラリーは初めて!
そして内容はボストン美術館に所蔵されている「浮世絵」・「名刀」(刀以外にもツバもありました)を楽しめるものです。
個人的に浮世絵は江戸時代の生活などが垣間見れるので好きですが、今回は「THE HEROES展」と題し、ストーリーのものが多く取り揃えられています。
という人も安心してください。
私も、当時のヒーローが登場する昔話は全く知りませんでしたが、説明書などが丁寧にあって安心して見ることができました。
それでは浮世絵と、展示品の一部をご紹介します!
(今回の会場は写真撮影が自由にできたので、帰ってからまた思い出すことができました!)
ボストン美術館とは!?
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市にある「ボストン美術館」。(マサチューセッツ州はニューヨークの隣の州です)
ニューヨークのメトロポリタン美術館につぐ規模で、日本美術の所蔵は世界一とも言われています。
19世紀後半にヨーロッパで「ジャポニズム」という日本の芸術が海外の幅広い芸術作品に影響を及ぼした現象があり、影響を受けた「クロード・モネ」の作品もたくさん所蔵されています。
モネは「睡蓮」など日本庭園からインスピレーションを受けた作品も多く、日本人にも親しみがある画家ですよね
浮世絵って何??
今回、美術館で飾られている作品は全て浮世絵です。日本初上陸のものもあり、「里帰り」なんて言われています。
浮世絵とは、江戸時代から大正時代に描かれた色彩豊かな風俗画のことをいいます。
浮世絵の語源は、
絵師が書いたものを木版画にして売られていたり、本の挿絵として使われていたりしました。
肉筆画といわれる、実際に書いたオリジナルが1つしか存在しないものとは違い、何枚も刷ることができるため、多くの人に広まっていきました。
木版画は、「絵師」、「彫師」、「摺師(すりし)」が分業して制作されていたんですよ
江戸時代、刷られている数は最初200枚くらいで、人気があると増刷したとも言われています。
今でいう雑誌みたいな感覚に近いのかもしれないですね
日本のヒーロー物語を知ろう!〜作品とストーリーを紹介〜
今回、「THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語ー」ではたくさんの物語が紹介されていたのですが、私が個人的に「面白いな〜」と感じたものを2つ紹介させいていただきます。
知らないストーリーを知る面白さもありますが、表現方法が浮世絵師さんによって違うので、その違いを見るのも楽しかったです
①土蜘蛛退治(ツチグモタイジ)
武勇に名高い源頼光が今回のストーリーのヒーローです。
展示展で書かれていたストーリーの横に漫画でも簡単な内容を紹介してありました。
このストーリーにまつわる浮世絵と刀のツバはこちらです。
ストーリーが分かってから絵を見ると、それぞれの絵師の表現方法の違いなども楽しめますよね
②五条橋 橋弁慶(ゴジョウバシ ベンケイ)
次は話は知らなくても一度は聞いたことのある「牛若丸」「弁慶」のストーリーです。
このストーリーにまつわる浮世絵と刀のツバはこちらです。
当時の人にとってのヒーローを思い浮かべてみるのも面白いですよ
最後に・・・
今回は、六本木にある森アーツセンターギャラリーでボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語ー」を楽しんできました。
浮世絵のいわれや、今まで何気なくみていたものもストーリーがわかると楽しめることが分かりました。事前に調べておくと、作品と向き合う時間や出会えた時の感動もひとしおなので、これからも下調べして美術館巡りをしたいと思います。
東京で見ることができなかった方も、これから東京を皮切りに全国を回るようなので、近くに住んでいる方はぜひ立ち寄ってみてください。
私のように「浮世絵って難しいかも・・・」「昔話なんて楽しめるかな・・・」と行くのを躊躇っていると勿体無いですよ。
浮世絵の画角の斬新さや、「そんなストーリーを書いた一枚なんだ!」という発見ができるはずです!
・新潟県立万代島美術館 2022年4月23日(土)−6月19日(日)
・静岡市美術館 2022年7月2日(土)−8月28日(日)
・兵庫県立美術館 2022年9月10日(土)−11月20日(日)
最後まで読んでくださりありがとうございました^^
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